体調不良時期にいろいろ動いたので、さすがに疲れが出て、ちょっと喉も痛いし、風邪を引いてしまったかなという感じ。何もやる気が起きない。そもそも月曜日は「休養の月曜日」だから(主婦は土日は休みではない)、今日はのんびりしようと思って、おととい購入したビデオ「シッピング・ニュース」を観る。
主演がケヴィン・スペイシーだし、相手役もジュリアン・ムーアだし、どちらもあまり好きじゃないから、さほど期待はしていなかったんだけど、原作も読んでいることだし、なんといっても監督がラッセ・ハルストレムなので、映像はとても期待していた。結果、期待以上の出来だった。ジュリアン・ムーアはどうでもいいのだが、ケヴィン・スペイシーのダメ男ぶりが非常によかった。あの人は、カッコイイ役よりも、こういうダメ男の役のほうが似合ってる。 原作では、そのダメな男にイライラもしたのだけど、映画のほうは、いかにも正直者で真面目で、いい人なんだなあという感じが出ていた。けっして悪い事はしないといった感じ。それに、ただ単に優柔不断でぐちぐちしているんじゃなくて、やるときはやるじゃん!て感じで、案外カッコよかったり。 主人公が勤める島の新聞社の編集長が、「ライト・スタッフ」のアラン・シェパード役(スコット・グレン)だったというのも、個人的にはポイントが高い。その息子役がまたGOOD!ハルストレム監督の男の子の趣味は非常にいい。ていうか、私好み。今回の注目株の男の子は、どちらかというとヴィゴ・モーテンセン系かな?男の子というより、すでに男って感じだけど。マジでよかった。誰だ、あれ? しぶがきさん(宗方慶司)の短編「誰もいない」(100円で買わされた同人誌「歩行」収録)を読む。暗いよね、相変わらず。彼の小説の主人公は、自分の中だけで考えすぎてるって感じの人物が多い。最後に必ず、だから何なんだ?と思わずにいられないという感じ。仮名遣いなんかも、太宰治とか、そのあたりの時代の小説を真似ている感じ。現代の若者の会話をそのまま書かれるよりはずっとましだけど。
by schazzie
| 2005-02-21 00:22
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