アニータ・ブルックナーの『秋のホテル』を読み終えた。主人公は女流作家で、自分の結婚式をすっぽかしたことでロンドンにいれなくなり、スイスのホテルに逃避行するわけだが、そこにいる客たちは皆お金持ち。
主人公を含め、彼らの描写を読んでいると、お金持ちの生活ってなんて退屈でくだらないのだろうと思ってしまう。この本はブッカー賞を受賞しており、イギリスでもかなり売れたらしいけれど、個人的には退屈で面白くない本だった。貴重な時間を無駄にしてしまった。
いわゆる上流階級の生活を描いた話で面白いと思えるのは、今のところジェイン・オースティンくらいしか思い浮かばないなぁ…。やはりオースティンは素晴らしい!